火葬場で遺骨の引取りは拒否できる?
原則として、火葬後は遺骨を引き取らなければいけません。
関東と関西では収骨方法が違うため、全体の1/3ほどしか収骨しない関西圏では、遺骨の引取りを拒否できるという話も聞きます。葬儀会社に直葬プランをお願いした後、火葬場にも来ないとか...
身内がいない人が亡くなると、各市町村が行旅死亡人として処理することになります。この場合でも、遺骨を捨てるのではなく、無縁墓に埋葬というカタチです。
だったら、火葬場で遺骨を引き取らない選択肢もあるのでは!?と思うかもしれませんが、身内がいないかどうかは、亡くなった時点ですぐ判断するのではなく、警察や自治体が遠い親戚などを探してからです。
どうしても引き取りてがいない場合に、無縁墓に埋葬されるのです。
遺骨の引取りを拒否するワケ
〇 故人との関係がよくなかった
〇 故人は会ったこともない遠い親戚
〇 親が離婚したあと音信不通で死亡の連絡がきた
〇 継父・継母で全くの他人で関係も悪かった
遺骨を捨てることは法に反すると、刑法第190条に定められています。
死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する。
遺骨の捨て場所があるらしい!?
遺骨の捨て場があるとしたら、どのくらいの人が利用するでしょうか。
実際、火葬場での収骨の際に、"遺骨を持ち帰りたくない"という人はいます。
遺骨がいらないなんて、どういうこと!?と思う方もいるでしょうけど、人にはわからない事情があるのだと思います。