私の家庭は特に信仰心はなく、無宗教で育ってきました。しかし、嫁ぎ先が本家ということもあり、代々のお墓があるし、信仰心が強く困っています。今はまだ義両親が健在ですが、いずれ私たち夫婦に代替わりすると思うと憂鬱で仕方ありません。
お墓は必要!?
この方のように、【お墓を継ぎたくない】と考える人はたくさんいます。お葬式や法事など、簡略化してきた時代ですから。しかし、本当に無宗教と言えますか?誰かが亡くなればお通夜や葬儀はしますよね!?お坊さんがお経をあげ、皆さんはお焼香しますよね!?これ、仏教のやり方です。ご本人が無宗教と思っていても、本当は無宗教でないことも、よくあることなんです。
そもそも、お墓は必要なのでしょうか?カタチに拘らなくても、大切なことは供養するという心だと思うのですが、どうでしょう。
お墓は建てるにも、維持していくにもお金がかかりますし、毎月の掃除やお墓参りに時間を取られると思う人もいるでしょう。しかし、代々のお墓を守ることも大事ですし、難しいですね。
お墓の管理はいくらかかる?
- 墓地への管理料
- 墓石のメンテナンス費用
- お墓参りでの費用
お墓を建てた霊園に年間管理費の支払いがあります。相場は1万円以内です。
墓石は雨風、太陽に照らされ劣化していきます。どこをどう修繕するかで費用は大きく変わってきます。
お墓参りに行くときは、お花やお供えを買っていきますよね。大きな金額にはなりませんが、毎月、あるいは年に数回、お墓をあまりよく思っていない人にとっては、出したくない出費かもしれませんね。
維持費や気持ちの問題でお墓から遠くなってしまうようなら、思い切って墓じまいすることを考えてみてもいいかもしれません。お墓を継いで初めのうちはきちんとお墓詣りをするかもしれません。しかし、心のどこかで、お墓を継ぎたくないと思っているのなら、そのうち足が遠のくと思います。誰もお参りに行かなくなり、管理費もあやふやになり、そうなるともう無縁墓と呼ばれるようになってしまいます。
※ 無縁墓とは...お参りや手入れを誰もしなくなってしまったお墓のこと
無縁墓になるより墓じまい
お参りやお墓の手入れをせず無縁墓にしてしまうくらいなら、思い切って墓じまいしましょう。
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墓じまいをし、納骨されていたお骨は納骨堂に預けるのです。お墓に納骨することだけが供養ではないですから。
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