納骨問題 仏事・供養の基礎知識

年末年始のお墓参りはタブー!?

お墓参りをする時期

お盆、お彼岸、故人の命日や誕生日などは、お墓参りをする時期としては代表的です。どんなに供養など仏事について無頓着でも、8月のお盆、3月と9月のお彼岸は聞いたことがあると思います。

お盆

毎年、8月13日~15日がお盆です。
お盆になると盆棚を作り、季節の野菜や果物、精進料理やお膳、だんごをお供えし、ご先祖様をお迎えする準備をします。この時、位牌も盆棚中央に安置します。

また、人が亡くなり49日法要が終わってから次に迎える最初のお盆のことを、特に初盆(または新盆)と言い、特に厚く供養する風習があります。
初盆の法要に招かれた場合、御仏前を持参すると思います。その際の相場金額は、1,000円~10,000円が目安です。

13日当日の夕方には、迎え火といって、マコモ等を使用して火を焚き、ご先祖様をお迎えし、逆に15日には送り火といい、お盆に帰ってきたご先祖様を送り出す火を焚きます。

春のお彼岸・秋のお彼岸

春のお彼岸は、春分の日を中日として前後3日間の計7日間、秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間の計7日間のことを指します。

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から上り真西へと沈みます。これにより、彼岸と此岸とが通じやすくなるとされ、これらの時期に先祖供養をすることで、ご先祖様の冥福を祈るとともに、私たち生きている人間も、いつか迷いのない此岸に到達できるようにと願いが込められているそうです。

※ 彼岸・・・亡くなった人がいる迷いのない世界(あの世)
此岸・・・生きている私たち煩悩の世界(この世)

つまり、彼岸と此岸はあの世とこの世。彼岸とは、ご先祖と私たちが交流する行事なのです。

お盆とお彼岸のことを知ると、お墓参りをする意味もわかりますね。

お墓参りの作法

お墓参りは、亡くなった人つまりご先祖を供養するために行うものです。

お墓を掃除する用具やお供え、線香、マッチ、ろうそく、花などを持参し、お墓を綺麗に掃除してからお供えと線香をあげます。

お墓参り時のNGは?

  • よそのお墓に立ち入らない
  • お供えの前に掃除
  • お花はトゲやツルのあるものは避ける
  • お供えしたものは持ち帰る
  • 服装に気を付ける(華美でないもの、ビーチサンダルやタンクトップなどラフ過ぎるものは避ける)
  • 騒がない

供養について

では、ここから本題の 『 年末年始にお墓参りをしてはいけない? 』 について。

お墓のマナーやしきたりが面倒

年末年始は一番家族が集まりやすい時なので、ぜひお墓参りに出かけたいところです。
大晦日にお墓参りなんてするものじゃない、お正月からお墓参りなんてダメよという人もいるでしょうが、どれも風習だと思います。地域によって風習や慣わしは違うので、どれが良い事でどれが悪い事かは、決めきれません。

こうなると、マナーやしきたりを面倒に思うことがありませんか!?
祖父母と父母の意見にも違いがあるでしょうし、親戚と家族でもまた違いがあるかもしれません。どれが正しくて何がNGなのか、考えるのがどうも面倒になってきた...

そんな人には、送骨が向いているかもしれません。
送骨とは、文字通り遺骨を送ることです。遺骨を寺や霊園にゆうパックで送り供養してもらうサービスです。

送骨は、一度納骨してしまえば、永きに渡り供養してもらる永代供養です。決まり事もなく、どんな宗派でも受け入れています。

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