納骨問題
70代の夫婦二人、子どもは独立し遠い地で暮らしています。
ご主人が定年退職をするまでは、何の問題もなく暮らしていました。60歳で定年退職、再就職して65歳まで働きました。65歳で仕事を辞め、それからはずっと家にいる生活。奥様も同年代ですから同じ頃に仕事を辞め、24時間顔を合わせるわけです。
(昔から、ご主人は料理もしなければ家事、育児もしません。しかし、小さなケンカはあっても離婚にまでは至りませんでした。奥様も働いていましたから、ずっと目を向けることなく過ごせたのです。)
どんなに仲良く暮らしていても四六時中一緒だと、嫌な面も見えてきます。こんな日々が続くこと10年。熟年離婚はしなくても、気持ちは離婚状態です。
奥様が亡くなりお通夜お葬式が行われ、遺骨になって帰ってきました。
四十九日と納骨が近くなり、ご主人は思ったのです。仕事を辞めて暮らしてきた日々を思い返すと、同じお墓には入りたくないと...別々のお墓に入った方が亡くなった家内も浮かばれるのではないかと...
代々のお墓はあるけれど、子どもは他県に嫁ぎ、将来墓守をしてもらうには厳しいため、お墓はご主人の代で終わらせるそうです。
そこで、ご主人は自分が亡くなった後は墓じまいをし、お寺で永代供養をと考えています。
奥様の遺骨をどうするか...子どもに迷惑をかけない納骨方法で調べた結果、送骨という方法を知ったのです。
送骨とは!?
-
送骨とは?
送骨について 【そうこつ】と読みます。 送骨とは、お寺や霊園 ...
一緒のお墓には入りたくないという理由で送骨を選ぶ方もいます。新たにお墓を建てたり、新しくお寺さんを探すことは、金銭的にもとても大変です。
その点、送骨は永代供養も含めての1回限りのお金で済みますから安心ですね。
送骨の利点
- 国籍は問いません
- 宗派不問
- 管理費不要
これは困った問題です。しかし、このような事が現実にあるんです。
生前どんな行いをしてきたのか疑問ですが、もう亡くなられているので故人を責めるのは自分が醜くなるだけなのでやめたいものです。